昏い森の奥底で

セレシア（この襲撃の規模。助けは、無いでしょう。それはいい。だけど、誰か、あの娘だけは。
お願い…）
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リータ（郷の方から煙が！別働隊？そんな…え！？）
「…何、これ」
（私たちの郷だけじゃない…隣も…その向こうも…
そんな…国が…妖精国の全てが…燃えている？
…こんなんじゃ、知らせなんて、助けなんて…
そうだ、戻らなきゃ、レシーが！）
？？？「リータ！？」



リータ「オルロ！？」
オルロ「リータ！無事か？」
リータ「うん、なんとか…」
オルロ「なら良い。行くぞ！乗れ！」
リータ「え？」
オルロ「ここはもう駄目だ。ひとまず西の谷の砦へ」
リータ「そんな、だってセリシアが！」
オルロ「？」
リータ「彼女が、泉で、敵を足止めしてる。凄く強そうな奴だよ！助けがいるんだ。オルロ、あなただけでも」
オルロ「…時間がない」
リータ「え？…オルロ？何、言ってるの？」
オルロ「すまん、リータ。言い争ってる時間も無いんだ」
リータ（！視界が…オルロ!!駄目！…そん…な）
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魔族「フム。我ガ部下モ一瞬デ全テ縛シタカ。全ク大シタモノダ。並ノ魔族デアレバ、コノ倍スル数デモ、オ前ニ触レルコトサエ叶ワヌダロウ。シカシ…」